今回はスマホアプリの本質について語ろうと思います!デュエルリンクスに限った話じゃないけど今のゲームアプリのほとんどは恐らくこういう仕組みだと思います!
※これは企業が開発したアプリを対象に説明しています。個人が作ったアプリは課金の他に広告収入が含まれます。
①広告やランキング、口コミ等で興味を持ったアプリをダウンロードする
可愛い女の子が出てくるとか、ゲームの内容が面白いとか、課金しなくても遊べるとか、話題のあの人がやっているからやろうみたいな感じです。最初は興味を持ってもらって感じです。無料なのでとりあえず入れてみてつまらなかったら消すだけなのでハードルは低い。
【コロプラ】白猫プロジェクトCM集 桜井日奈子 2016年春号 【全6本】
②ゲームの面白さでプレイヤーを魅了する
最初におなじみのチュートリアルとかめんどくさい解説とかあると思います。それを乗り越えた先に確かにアプリの純粋な面白さに惹かれるプレイヤーが出てきます。
③アプリが大好きになる・中毒になる
ゲームが面白すぎてそのうち内スマホを離せなくなります。ひどい時は寝るとき、トイレに行くとき、お風呂に入るときまでずっとゲームをやり続けます。
スタミナを消費するとゲームが一時的にプレイ出来なくなるのも良いストレスになりよけいに中毒になります。企業的にはこの段階で初めて顧客の囲い込みに成功したといえます。問題は次・・
④続々とガチャで登場する強いキャラ!強いカード!
はい!出ましたこのパターン!多いですよね!SRとかSSRとかそういうやつです。
人は前より良いものを見ると欲しくなります。だって強いから、数字が高いから。企業は前より強いキャラを小出しにしていくことでプレイヤーを飽きさせずに継続してプレイさせるように促します。
レアカードを当ててみんなに自慢したい!ランク戦でもっと勝ちたい!でも石がない、どうしよう・・そうだ
⑤課金しちゃう
とうとう地獄の窯を開けてしまった。当然ながら課金することでガチャも引けるし強くもなれます。ですがある時気づいてしまうんです・・
⑥あれ?同じことやってね?
そうなんです。飽きさせないためにもキャラやカードのインフレは必然です。結局アプリが活動終了になるまで続きます。次に企業側はどんなことをしているのかをまとめます。
インフレ→課金→インフレ→課金・・
終わることのないインフレの連鎖に課金者も愛想をつかして引退することもしばしば
⑦企業側の努力・お金をかけたところ
現在もスマホアプリはたくさん出ていますが、しょせん水物、流行らなければただの赤字、無料サービスになってしまいます。慈善事業じゃありませんからね、お金を使ってアプリを使っているのだから利益が出ないと意味がないです。じゃあどう顧客の心をつかむのか?書いていきたいと思います。
・開発費
これは大前提ですが、ゲームの内容が面白くないことには誰も続けないと思います。優秀なイラストレーターやプログラマーを雇ってより良いゲームを作ると思われます
・広告費
①で紹介した通り、まずは顧客予備軍の母数を増やさないといけないので影響力のある人やマスメディアを利用して目に留まるように努力します。
最近だとブログの記事や人気の芸能人を起用したCM、人気のYoutuberにオファーをかけて提供動画を作ってもらうことでこのアプリの存在を知ってもらいます。
紹介側はそれなにの報酬がでますし企業側は影響力を利用して認知度を増やすことができます。WINWINの関係ですね
・人件費
アプリにバグはつきものです。プログラマーと提携して日々チェックしていると思います。また新イベントや新キャラの開発・キャラのバランス、不具合の相談などです。他にもホームページの更新・最近だと公式が攻略ページを運営している所も見かけます。また広告を定期的に出すためにも営業を使っていろんな方にオファーを打診しているはずです。
何かのメディアでアプリを認知してもらう
↓
プレイしてみてアプリの面白さが伝わる
↓
顧客の囲い込み
↓
適度なストレスを与える
↓
課金
に至るのでそこまでの努力が半端ないということです。しかし一旦顧客がついたらこっちのものです。
・材料費、手数料0 最強の商品それがスマホアプリ
一旦この図が完成すればこっちのものです。かかるとすれば新キャラのイラストレーターの人件費、サーバーの維持費くらいかな。
スタミナを回復する石やガチャを引くための石、これら商品自体には何の価値もないです。ただのデータなんだから。
ゆえに材料費0、在庫も0、仲介手数料0、もらった利益は100%こっちのものという無敵の商品になります。そんな中プレイヤーは少しでも数字が高いキャラを見て、課金してくれるわけですね。
・じゃあスマホアプリって儲かるの?
上の図が顧客の囲い込みの段階までいかない限り収益が望めないのでアプリで儲けるのは難しいと思います。そこまでに至る費用が馬鹿にならないと思います。
逆に影響力のある人が作ったアプリならその分広告費が浮くので戦略的にはいい勝負だと思います。
この方はYoutuberなので元々影響力があり、自分で動画を提供しているため広告費が浮きますね。元々この方のファンはそのまま顧客になるので囲い込みは成功するといえます。
【悲報】ヒカルと店長のアプリゲーム「ぼったくりガチャ」が完全に詐欺だった…